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  • 執筆者の写真虹の集い

【番宣📺】取材をお受けしました!

更新日:2021年3月9日

虹の集いは、今年1月からNHK札幌放送局のみなさんに取材していただいております。事前の打ち合わせなども含め、本当に丁寧に丁寧に取材してくださり、心より感謝申し上げます。


執行部としては、zoomを使用してオンライン取材を受けさせていただきました。 また、虹の集いイベントの常連さんにもオンライン取材にご協力いただき、サークルの様子を多面的に紹介することができたと思います。ありがとうございました!


さらに、もう一歩踏み込んでの取材ということで、執行部員のあしざわとたちばなには「これまでの人生についてインタビューしたいです!」とお声がけいただき、個人的にカメラ取材をお受けしました!

2月下旬にあしざわ宅にて、取材班のみなさまと初めて対面でお会いしました。若い世代のLGBTQをとりまく環境の変化や、2人が仲良しな理由など「これは自分たちにしか話せないぞ!」という話題をたくさんお話させていただきました。


テレビ取材を受けるあしざわ㊧とたちばな㊨

※感染対策を徹底したうえで、取材をお受けしました


さて、放送日に関する情報ですが、


📅3月12日(金) 19:30~ 📺NHK総合・札幌『北海道道』にて放送予定 ※放送内容が変更となる可能性があります


お見逃しなく!!(^^)


なおNHK+というオンラインサービスでは、番組の放送対象地域外のかたや、番組を見逃してしまったかたもご覧いただくことができます。便利だぁ。最初に受信契約の確認作業があるので、事前に登録しておくとよさそうですね!

 

以下、メディアヲタク(あしざわ)の一人語りになります。

ここでブログの閲覧を止めておくことをおすすめします。笑


本当はNHKさんがNHK+で配信をするに至った経緯だけでも1時間語れる自信があるのですが、本題からそれまくっちゃいますね。気になるひとはNHK放送文化研究所のレポートをご覧ください。では本題へ。


あしざわからひとつ、伝えたいこと、

取材をするってすっごい大変なことなんです。


僕は高校時代に放送部に所属していました。同じく放送部のたちばなとはこの頃からの仲です。あしざわは8分のテレビドキュメンタリーを制作し、NHK杯全国高校放送コンテストという大会に出展するということをしていたのですが、8分にかける取材量の多さたるや…。

そして大量の収録データのなかから、起承転結を意識して1本の番組を作り上げます。

取材相手のほんとうに伝えたいメッセージは何なのか、言葉のニュアンスを捻じ曲げてしまってはいないか、なおかつ構成的におもしろいのか…。悩みだすとキリがないんです。


まして障害や病、差別やLGBTQといったテーマを取り上げることは、高校生の頃の自分にとってはほぼ不可能でした。お察しのとおり、非常にデリケートなトピックなんです。かつて僕はこういったジャンルを「暗い系」と呼んで、全力で避けていました。自分には扱える力量なんか到底ないと思い込んでいたんですね。


でも1コ上の先輩が、この「暗い系」に果敢にチャレンジしました。東日本大震災をテーマに取り上げ、みごとに全国5位。すげぇや…。(たちばなのナレーションがこれまた最高)


いま振り返ると「暗い系」ってネーミングが偏見のカタマリだなって思うんですよね。LGBTQだから気持ちが暗くなる日もある。でも捉え方によっては、セクシュアリティがむしろポジティブに生きるきっかけになることもある。(だってゲイであることがきっかけで、マスメディアのかたに来ていただいて「カメラの前で存分に人生語ってください」とか言っていただけるんですよ、うはは)


高校時代の偏見まみれだった自分が「暗い系」を取材しなくてよかったなとは思います。ただ、いまや自分の立場は「撮る側」ではなくて「撮られる側」になった訳です。LGBTQというアイデンティティを背負って取材を受けるとなった時、「暗い系」の壁をぶち破り、僕はあえて「明るい系当事者」としてメッセージを伝えることを決めました。高校時代にメディアという分野に両足突っ込んでなければ(ぜったいに「片足」とは言わせない)、この発想には至らなかったなと思います。あの頃頑張ってよかった。


若い世代のゲイである自分が感じる「少しずつ生きやすい時代になってる」という感覚。

それは、先人の当事者のかたがたの絶え間ない苦労と、周囲の人々の理解の上に成り立っている感覚だということ。だからこそ、LGBTQの先輩たちや自分の周りの理解者への感謝の気持ちを込めて「社会のみなさんありがとう、少しずつ生きやすい時代になってるよ」ということを伝えたかったんです。


高校時代は「暗い系」を避けていた代わりに、野心があって前向きに生きる人たちの姿をたくさん取材してきました。ドキュメンタリーを制作し、全国大会へ進出させてもらうこともできました。当時取材した方々は、いろいろな意味でいまの自分を作ってくれた存在です。高校3年間カメラを担ぎながら「自分もいつかゴッツいカメラで取材されるような人間になりたい」と思って生きてきました。この歳になってまた一つ、夢が叶いました。本当にありがとうございます。


改めて、LGBTQとして長い闘いの歴史を積み重ねてきた人生の先輩がた、理解が広がりつつあるこの世の中、そして、LGBTQという非常に難しいテーマにカメラを向け、私たちの前向きなメッセージに耳を傾けてくださったNHK札幌放送局のみなさまへ、心から感謝申し上げます。

先述のとおり、なにせものスゴい取材量のもとに番組がなりたっているので、放送では虹の集いがバッサリカットされる可能性も十分あります。そのときは「あいつまだまだだな笑」と思ってください、あしざわは何度でも頑張ります。

制作サイドの、何日にも何か月にも及ぶ苦労の末、番組が出来上がっているということ。頭の片隅にでも置きながら、今度の放送をご覧いただけたらうれしいです。


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